メボソムシクイ

スズメ目ヒタキ科(Phylloscopus borealis)

全長約13cm
夏鳥
繁殖期には四国、本州の高い山にすみ、本州中部では森林限界に近い標高2500m以上にもすむ。枝の間を活発に移動して、昆虫やクモをあさり、オスはジョリジョリ、ジョリジョリまたはチュリチュリ、チュリチュリときこえる声でさえずる。高山帯では最も夏遅くまでさえずっている鳥である。渡りのときには平地の林にもくることがあり、春の渡りの5月下旬から6月上旬には平地や低い山でもさえずりをきく。
ムシクイ類は大きさ、形、色彩などよく似ていて野外で見分けるのが難しいグループである。本種は普通にみられるムシクイ類の中では、下面の黄色味が一番強く、翼に白帯が1本あることで見分けられるが、さえずりで判断するのが一番よい。


撮影日 6月4日、撮影地 東町


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